待ちに待ったワンピ

それはまだ下の娘の入園前。


3歳3か月と遅めの卒乳で多めに食べる習慣と、ストレス食いと相まって、通常時の5kgプラスだった私。

 

気持ちも重ければ体も重く、擦り切れかけている糸を張り詰めたような状態で、

 

すがるようにマキノ町野口にある願力寺さんの寄藍サロンに出かけました。

 

そこは子育てに行き詰ったり疲れたママのために月一開放してくれるありがたい場所。

 

 

ボランティアさんによる紙芝居、住職様の説法、体に優しい手作りのご飯を頂いたり、息抜きをして過ごす場所でした。

 

 

その日、私はそこでボランティアさんと雑談を楽しんでいました。


入園式の装いについての話題となり、どんな格好で行こうか話をしていました。

 

その時私は勿論無職でしたし、自分のためにお金を使うことにとても後ろめたさを感じていたので

 

「20代のころのスーツでいいや~って
思っているんです」
と。

 

「20代のころのん?!それは川島さん、
おこがましいわ~!
縫製が違うやろ?!」
ありえんありえん!と手をブンブン振る。

 

 

本当にその通り。

 

 

ピッシャー!と頭からつま先まで雷が落ちるかのように目が覚めました。

 

でも、やっぱりその時は夫に購入して欲しいとは言い出せず、太って上げにくかったパンツのジッパーを何とか上げて息を殺すようにして入園式に参列したのです。

 

ある一つの決意とともに。

そう。

 

以前取材で知った、Moeさんに作って
もらうんだ!って。

 

 

時は流れて2016年。Moeさんはとても忙しそう。


これは早めに意思だけはを伝えねばと「少し先の話ですが」とワンピのオーダー。

 

今年に入って、そろそろ打合せを、というときに


ちょうどこんな感じが欲しい!というものもあったので、それをカウンセリングで伝えて採寸。

 

 

どう着たいか、常にイメージを持って提案して下さるので打合せも本当に気軽に相談できました。

 

これから自分だけのために誂えてもらえるということが、どれほど贅沢で幸せなことでしょう。


ワクワクすることってどれだけぶりでしょう。


打合せは終始ふわふわした気持ちでした。

 

自分で働いたお金なのだからと、気兼ねせず買える喜びを噛みしめ、

 

ついに納品の日。

 

生地を見た時も感動したけど、上質の黒い生地は本当に深みのある色。

 

K1色の黒ではなくCMYKを重ねたリッチブラック。

 

しなやかな触りごこちに心が躍ります。
そしてディティールにこだわったレース。

 

私のワンピースなんだ。

 

胸を弾ませ、家族が出払った静かな時間に改めて袖を通す。

 


上品なラインに不釣り合いな私の逞しい二の腕と貧相なデコルテの体型コンプレックスもうまくカバーしてもらったので、なおのこと気分が上がる。

 

あとはジャケットとコサージュ。
パンプスも。

 

仕事頑張って、それらも必ずお気に入りを手に入れよう。

 

卒園式は来春。とても待ち遠しくなりました。

 

 

 

 

◆Moeさん/すまいるライフデザイナーもりながえり子さん

サロンや講師をされている方の’’選ばれる人になる!’’というコンセプトの下、

お洋服とメイクを手掛け、細かなディティール、

着る側にとって心地よいものを追求する素敵な作家さんです。

また、メイクセラピー特級ライセンスもあり、メイクレッスンも好評。

https://www.moeshiny.com/