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名刺ストーリー 刺繍と書の青木さま編

もう一年前になるある日、とあるお教室イベントでのこと。

かねがねお世話になっている方から軽やかにバトンパス受けるかのごとく

「名刺作る人探しているのならそこに居るよ~」

というご縁繋ぎをしていただいたのが始まりでした。

 

さくっと打ち合わせ日も決まりお会いするも二度目まして。でございました。

 

お会いした印象は凛としていて

話すと気さくでいて

 

思考が澄んでおられて迷いなくスッと一筋。

益々かっこいい…

 

醸し出すものから、

 

お名刺のデザインもシンプルでスッとまっすぐなものが良いですね、

 

なんてお互いに確信気味にお話していました。

 

だけれども名刺に載せる書をしげしげ拝見していると

 

なにやら

問いかけられているようでして

 

書家であるその彼女のユニークさが顔を出し始めるのです。

その筆致は人の予想を面白く裏切ります。

 

お名刺のデザインは、

「均整美」と「明確な芯」というコンセプトの配置とは別に

「あそびごころ」というコンセプトでご提案したものを採用頂きました。

 

それからというもの、月が替わるごとに掲げられる青木さんのご自宅玄関の書の虜に。

 

書と季節のモチーフや一文字から溢れるストーリーが、面白くリンクしていて自分なりの解釈を見出すということが、ひそかな楽しみとなりました。これが芸術を楽しむということなのでしょうね。

 

ふむふむ、なるほど私にはこう見えてまいります。

教養から遠い所にいた私には青木さんの感性と筆致が刺激的でたまらないのです。

 

けれどもいつもご本人は意図しなかったようで

あらほんとうね、そう見えるね、と。驚き微笑んでおられるのです。

 

わたしは「お一日」の書に前のめりになって見つめることでしょう。

 

そしてまた、彼女の書から問いかけられるのです。

さあ其方にはどう映る、と。